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夢幻音界・別館
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2019/07/09 (Tue) 22:00
と言う事で動画解説です。
というかただの萌え話。

原曲の解説では主人公の少女は大戦で命を落とした少女、と言う事なのでこの話でも二人は最初から命を落としています。
今回は『それ』が原因で起こった悲劇の物語。それがまず前提。


では画像解説。
最初のここでわっくんが手を掲げてますが、これは歌詞の『0と1』にかけてます。
わっくんが『1』でケイが『0』。何故ならケイは『破壊』を司り、わっくんは『再生』を司るから。
その解説は後半にかかるので後で。


物語の始まり。わっくんはこの時点で命を落としていて、電脳世界に心だけが彷徨っている状態。
本当はそのまま消えてしまう筈だったんだけど、心残りがあって微かな意識だけが電脳世界に残ってしまったんですね。
でもそのままだとただのノイズに過ぎなかった。彼を目覚めさせた人がいた。
『人の「ココロ」開く 鍵<Password>』『一条の光~』という歌詞に合わせて、ウイルスと化したケイを止める為のワクチンとして惑は再び目を覚ます事になるのです。
憎しみで閉ざしたケイの心を開く鍵であり、バグに侵された世界の光となるように。
ちなみに歌詞に『照らす青い瞳』とあるので、強調の意味も込めて惑の目を光らせています。


で、わっくんより先に具現化したケイは電脳世界を破壊する『ウイルス』として破壊活動をしていたのです。
その背中に生えた黒い翼がウイルスの証。その翼があれば電脳世界のどこへでも好きに移動が出来るのです。




そして『ワクチン』として再生された惑はどこかにいる『ウイルス』を探して電脳世界を走り回る。その間にもケイは世界を滅ぼす為にあちこちでバグを増やしながら。
その痕跡を辿りながら、使命を果たす為にも惑はずっと走り続けてた。
『有機物質<Virus>達が蠢く空 侵食の森』という歌詞の通り、惑が知ってる世界はとても綺麗だった。けれど、どんどん『ウイルス』達に浸食されて行ってたんですね。


『人の夢の形状<カタチ>? 実態は無い』
二番の歌詞ですが、それがケイを意味してる。ケイはもう死んでいる身なので実態は無い。電脳世界でしか生きられない、本当の『ケイ』が残した思念体。
彼の中にあるのは、強い憎しみと、深い悲しみだけ。


『ワクチン』として世界を修復しながら『ウイルス』を探していた惑は、その『ウイルス』が『誰』であるのかに気付いてしまう。
それがバグを修復した時に見つけた一本のナイフ。
うちのケイの武器は双剣なのですが、この前のシーンで一本落としてしまってるんですね(だからずっと一本しか持ってない)
それを拾った惑は、何もかもを悟るわけです。どうして自分が『ワクチン』として再生されたのかも、何もかも。
『響くその旋律<Melody> 注ぐ 雨のように 』
そのナイフを通じてケイの嘆きは伝わってきた。苦しみも伝わってきた。だからわっくんは凄く悲しそうな顔をしてるのです。


『ウイルス』であるケイの行動はすべて『人間』への『憎しみ』。
『今始まる私の哀歌<Elegy> 最後の声』
その歌詞にかかるのは、すべての人の滅びと、そして自身の嘆きの悲鳴。






『ウイルス』と化し、人を、世界を壊し続けるケイだったけれど、本人も苦痛に蝕まれてた。
尽きない憎しみに体中が侵され、苦しくて苦しくて最後に悲鳴をあげた。
その声をわっくんは聴いたわけです。彼の悲痛な叫びを。
そうして惑は白い翼を広げた。その翼は『ワクチン』の証。それはケイを止める為の力。
……話とは関係ないですが、効果線のMMEが動いてくれなくて、けど効果線無いと迫力が出なくて、悩んだ末デジタルトーンを貼る、という力技(笑)
動画の解像度がでかいせいで画像もまたくっそデカいからサイズに合うトーンにするのがちょっと大変だった……(拡大するとぼやけるので)
Rayと相性悪いのかなー……めそ






そして過去。すべての始まりになった事件。まだこの時は二人とも生きてる。
この後、ケイの目の前で惑は殺された。ケイを庇い、その命を救う為に。
何故自分達がこんな目に合うのか。ケイにはその理由がわからなかった。彼はただ巻き込まれただけで、その事件の『真相』は何も知らない。
ケイを助けてくれ、と惑は自分の命を引き換えにしたけれどその約束は果たされる事なく、その後。ケイもまた彼らに殺されてしまうのです。
巻き込まれた、とは言え知ってしまった者を生かしておくわけにいかなかったから。
そして死の瞬間。ケイはすべてを呪ったわけです。どうして、という疑問と絶望と、そして強い憎しみと。
その想いは電脳世界に焼き付き、それはやがて『ウイルス』となった。
自分達を殺した人間たちに復讐を。ただそれだけの為に。
裏設定としては、組織が本当に欲しかったのは惑。惑のその優秀な頭脳と能力が欲しかった。
だから惑は自分が狙われているのを知っていた。この物語の舞台になっている電脳世界のパーツとして組み込まれる筈だったのもすべて知ってた。
けれどそれはトップシークレット。外部に漏れれば命が危うい。だから惑はケイに何も言えなかった。
本当に、本当にただ彼は組織の陰謀に巻き込まれてしまっただけだったから。
ちなみに裏設定の一つとして、ケイが巻き込まれたのは惑の所為。頑固に逆らって服従しようとしない惑を動かす為の人質みたいなもの。
誰でも良かったのです。惑の友達とか知り合いとか、兎に角近くにいた人であれば。
何も知らない一般市民である彼を、惑はなんとか救いたかった。その思いは叶わなかったけれど。
ちなみにこのシーン、めっちゃ作る時痛かった……泣きそうだった……
ここケイのソロですが、歌詞が彼の心境、という解釈です。




そしてラスト。
ケイを見つけた惑は『ワクチン』として彼を止める為に戦い始める。
『あぁ 崩れて逝く光の海 「0」と「1」砕ける宇宙』
その歌詞がすべての『終わり』を意味するイメージ。
『0』も『1』も消えてしまうのです。
最後の動画でケイを抱いた惑が最後に消えてしまうのも上記歌詞に続き、最後の歌詞『暗い夢の後のように 静まり返る』というのにかけていて、悪い夢は終わった、とすべてがなくなって静かになっていく、というイメージ。
ケイを止める為にだけ存在する惑は、ケイが動きを止めればもう存在する理由はない。
『ワクチン』は『ウイルス』とともに役目を終えて消えていくのです。
消える瞬間、わっくんは笑って消えていくんですね。
最後に残った心残り。置いて行った彼がずっと心配だったから。ほんの少しだけ残ったその心残りもなくなり、やっと彼もまた眠りについた、と。
すべて終わったから笑ってるわけです。
惑に倒されたケイにはもう憎しみは残ってない。『ワクチン』としての惑の力で全部洗い流されてしまったのです。
もう苦しくもないし、辛くもない。

そんな二人の物語でした。




















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