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2016/10/25 (Tue) 00:00
テッド誕生祭ラストのPV、ScapegoatのPV解説です。


大まかなストーリーイメージは、とある研究所で生まれたテッドさんとイアたんが出逢って恋をするけれど研究者達に引き離される、という物語です。
テッドさんはただの実験対象だった。
そしてイアたんはその引き金になるために選ばれた子供だった。
すべて研究者達の望む結果を出す為に二人の心は利用されたのです。


で、始まり。
イアたんが研究所に連れてこられた所。
まだ幼かったイアは何も知らずに研究者に連れられてこの場所にやってきた。
新しいお友達に会わせてあげる、みたいなそんな感じに連れてこられたんじゃないかな。
本当にただ純粋に「おいで」って言われたからついてきた。そんな感じ。
ちなみに歌詞でテッドさんが歌ってる『羽』はイアたんの事です。


テッドさんは研究所で産まれ、育てられた。
今まで自分以外の子供を見た事が無く、そして研究者達以外の人間をしらない。
大きな部屋でいつも一人。自分が観察対象で有る事も知らないまま、ずっと生きてきた。
そんな風に過ごしていたある日、研究者達がイアを連れてくる。
何もなかったテッドさんの世界に色を付けた。テッドさん自身をイアという夢で塗りつぶしてしまったんですね。


イアが選ばれたのは『誰より純粋な子供』だったから。
綺麗な心を持った少女が彼等には必要だった。
『少女』でなければいけなかったのは、最初からテッドさんとペアにする為です。
一人で生きてるあの獣にメスを与えてみたらどうなるのか?そんな実験に二人は使われたわけです。
イアは綺麗なままでいなければいけなかった。
その心がどう移り変わっていくのかも大事な研究対象だったから。
イアたんは何も知らないまま、研究者達の言葉を信じ、言われるまますべてを捧げてしまうのです。




そうして子供から大人へと変わっていくその時間を、二人はずっと一緒に過ごした。
というかずっと二人きりで生活させられたというか。
どんな時でも一緒だった。お互い以外の異性を知らないまま、二人は大きくなっていくのです。
ちなみに小さいテドイアが手を繋いでいるのに、大きくなると手を離してしまうのは二人の心境の変化なイメージ。
今では気軽に手も繋げない。恋をした所為で今までと同じ距離ではもういられなくなってるんですね。
大きくなれば欲は増える。それに二人は染まっていく。


この辺は歌詞のまんま。
大人になる課程で自然と様々な欲求は増えていく。
欲しいと思う気持ちと、望まれて返す喜びと。それをずっと繰り返してきた二人はどんどんその闇に落ちていく。
テッドさんの黒い翼は欲の塊。悪い物を取り込んで彼はその黒い翼を広げてしまうのです。
ついでに言うとイアたんが押し倒されてても別に驚いた顔もしなければ拒絶もしないのは同じ気持ちをイアも持ってるからです。
二人は合わせ鏡のようになってしまった。そんなイメージ。


恋心を自覚してからずっとテッドさんはイアを見てた。
自分の中で膨らんでいく欲望を感じながら、それでもイアを汚したくなくて必死にそれを押さえ込んでた。
『君をけして汚さないように 何度も消しゴムをかけるけど』って歌詞そのまま。
イアを汚したくないから何度も何度もこの恋を諦めようとしてたのです。


で、それはイアも同じで、イアもずっとテッドさんを見てた。
まだこの頃は両片思いみたいな状態で、互いに好きな事は言ってなかったし知らなかった頃。
テッドさんを好きだと思う気持ちは日増しに強くなっていく。
想いが募れば募る程、振り向いて。好きになって。抱きしめて、って欲求も当然強くなっていくのです。
『きっと傲慢な黒をしてる』はイアの気持ち。
自分が幼かった頃の純粋さを失い始めているのにも気が付いてる。



まだ恋心さえ理解出来なかった幼い頃。ただ一緒にいられるだけで幸せだった。
二人で手を繋いではしゃぎ回ったあの頃は、何もお互い望んではいなかった。
ただただ純粋に大好きで、真っ新な気持ちでお互いを見つめてた。
ある意味、この頃が二人にとって一番幸せだったころなんじゃないかなぁ、なんて妄想。



けれど二人の想いは当然監視してた研究者達に知られてしまう。
テッドさんの羽根になるように与えられたイアだったけれど、その心が欲に染まってしまったと、この実験は失敗だった、と二人を引き離してしまうんですね。
イアは必死に抵抗するけれど、敵うわけもなく無理矢理連れて行かれてしまうんです。


そうして研究者達はテッドさんを責めた。
イアは大人しくて自分から何かするタイプでもない。つかそう言う少女を彼等は選んだから。
だからこそ、彼女を染めたのはテッドさんであり、テッドさんが汚れてしまったからイアまで汚れてしまった、と言うわけです。
『お前が悪い』と責められたテッドさんだったけれど、それは別に彼にとってどうでもよかった。自分が汚れた自覚はあったから。
けれど許せなかったのは自分からイアを引き剥がした事。
ただ二人で一緒にいさせて欲しかった。ただそれだけの願いを彼等は許さなかった。
つかこの頃はすでに両思いにまで発展してる頃だったので、引き剥がされる事を二人とも拒んだんですよね。
連れて行かないでくれ、一緒にいさせてくれって何度も願ったその気持ちはすべて無視された。
そうして置き去られたテッドさんに残った物は自分からイアを奪った彼等への強い『憎しみ』。





極彩色イコール血の色、という解釈。
憎悪を滾らせたテッドさんはその気持ちのまま、自分達を引き裂いた研究者を手に掛けてしまうんですね。
自分とイアの間にある障害。それを排除する。ただそれだけ。
歌詞の『汚れた黒』ってのはテッドさんの憎しみ。それを隠してしまうかのように彼の身体は血で赤く染まった、そんなイメージ。
なので自分が殺した研究者を見下ろすテッドさんもそんな表情。
ちなみに影にしか見えてないけど手に持ってる凶器はラストに出てくるあのナイフです。
つかどうでも良いことなんだけど、何度聞いても『ごくさいしょく』に聞こえるのよね……でも『ごくさいしき』だよね……と悩みながら音取りしてた思い出。





でイアたん。
彼女もまたテッドさんと同じように研究者達に憎悪の感情しか持ってなかった。
あんなに拒んだのに自分からテッドさんを引き剥がした。
でも力のないイアたんにはテッドさんみたいに強硬手段に訴える事は出来なくて、ずっと機会を伺っていたのです。
階段の上で。研究者の油断をついて突き落とした。死んでもいいとさえイアは思ってた。
だってこの人達がいなくなれば自分はまたテッドさんの所に行ける、そう思ってたから。
だから落ちた研究者を見るイアたんの顔は酷く冷たいんですね。
『貴方が悪いのよ。私からテッドさんを取るから』みたいなそんなイメージです。
罪の意識など、この時のイアたんには欠片もなかったのです。
余談ですが最初のプロットでは突き落とす場所は階段じゃなくて屋上でした。モデルの都合……げふんげふん


テッドさんはその後、何人も殺していった。気が付いた時には両手は真っ赤に染まっていて、このままではイアを汚してしまうって気が付いたテッドさんは必死にその手を洗うんです。
テッドさんにとってはイアだけが大事だった。イアだけは汚したくなかった。
この時はイアたんがまさか人を殺してるだなんて知らなかったから、自分だけが血で汚れてるって思ってたんですね。
けど、どんなに手を洗ったとしても、その掌から見えない血は落ちてくれなくて。
だからテッドさんの表情もちょっと泣きそうな、そんな感じ。


で同時にイアたん。
階段の下に落ちた研究者は全く動かなくて。あぁ、死んだんだ、なんて思ってたけどその事実がじわじわと襲ってくる。
欲求を満たす為に自分は人を手に掛けた。イアたんは自分のことしか考えてなかった自分に気が付いて、こんなに汚れてしまった、と思うんですよ。
こんなに汚れてしまったらテッドさんに嫌われてしまうんじゃないかって。
テッドさんが同じように誰かを殺してた、なんて知らないから。
次にテッドさんに会えた時、彼に触れるのが少し怖い、みたいな。彼にこんな自分を知られてしまうんじゃないかっていう。


でも。そこから動けずにいたイアたんをテッドさんが見つけて、優しく抱きしめてくれるんですよ。
イアが研究者を殺した事は当然テッドさんも知る。でもそんな事よりもイアを抱きしめたかった。彼女の気持ちもわかったから、その想いごと抱きしめてあげたかった。
大丈夫だよ、俺がいるよって。


幼かった時分。二人とも汚れてなんかいなくて。もうそれは遠い遠い過去の事になってしまった。
夢や希望に溢れていて、綺麗な物ばかりに囲まれていて。
そんな頃にもう二人は戻れない。




テッドさんの腕の中でイアは泣くんですね。
泣きやまない彼女を抱きしめながらテッドさんは思うのです。
どうしたらイアの涙を止められるのか。ずっと泣いてばかりで笑わなくなってしまった彼女に何をしてあげられるのだろうか、と。


そしてテッドさんが選んだ道は自分の翼を自ら切り落とす事。
研究者達を殺していったナイフを自分の身体に突き立てた。
すべてはイアの為。自分が何より大好きだった真っ白なイアの笑顔を想いながらテッドさんは自らの命を絶ってしまうのです。
この辺がずっとテッドさんのソロなのは彼の台詞だから。




テッドさんのそんな行動に驚いたイアは悲鳴をあげてパニックになるんだけど、そんなイアにテッドさんは優しく言うんですよ。
歌詞にある『僕がすべての黒になるから』って言う。
すべての穢れを俺が持って行くよ。お前はもう悲しまなくていいよ、って告げるんですね。
嫌、って。死なないでって必死にイアが叫ぶけれどテッドさんの耳にはもう聞こえてない。
置いていかないでって叫ぶイアの声さえも。


『次の僕に会えたら 次は夢のような白を描こう』
最後の歌詞はある意味テッドさんの遺言。
一緒になる事は叶わなかった。この恋を成就させる事は出来なかった。
もう一度イアと出会える事を夢見てテッドさんは力尽きるのです。それをイアはただ見ている事しかできなかった。
もう一度この研究所でテッドさんは産まれてこれるのかもしれないけれど、イアにとっては目の前のテッドさんだけがテッドさんで。
貴方しかいらない、貴方じゃなきゃ駄目って思うわけですよ。


そんなイアたんの目に映ったのがテッドさんが自分を刺したナイフ。
愛した人がもういない世界に未練などなく。置いて行かれるくらいなら、とイアたんはテッドさんの血が付いたナイフで同じように自分を刺すのです。
つまり後追いしたと。

そんな救いのないバッドエンドな物語でした。
いや、きっと生まれ変わった二人がまた出逢って、今度こそ幸せになってくれるさ!
きっとね!!

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2016/10/18 (Tue) 00:00

と言う事でテッド誕生祭第二弾のPVシナリオ萌語りですw



まず、大前提として。この世界では人間は絶滅しています。
はっきりとした理由は決めてなかったんだけど、とりあえず人間だけが罹るウイルスっていう設定になっています。
ちゃんと決めてないのはそこはどーでもいいからだよ!!とりあえず『人類が滅んだ後の世界』ってのがわかりゃいいんだよ!!!!
と言う事で、人の手が無くなった世界は木々に覆われ、テッドさんが暮らしている場所も森の中。
そんな中をたった独りで歩きながら、変わらない夜空を眺めていた。それが冒頭のシーン。


雨と花は合成してました。
この辺は歌詞に合わせて。テッドさんが見ていた黄色い花は月光花のイメージです、
ハイビスカスと花の形状が似ていると言う事で、ハイビスカスを改造しました。メタセコデータ付きのありがたいモデルでした……
まあ、ぼかすのでそれっぽく弄っただけですけど!!!!!
ちなみに月光花の花言葉は『希望』だそうです。
歌詞と絡めてあるので、その花に何かを思い出したテッドさん、なイメージ。


以前、このカバーを聞かせたお友達に「水嫌いの巧実さんちのテッドさんが雨を好きになるなんて絶対イアがらみよね」みたいな話をしていたので、その影響でイアと出逢ったシーンになりました(笑)
うちのテッドさんは猫ベースのキメラなので濡れる事が大嫌いなのです。
で、雨の日。行く所もなくて独り雨宿りしていた時にイアたんが傘を差しだしてくれたんです。
そこにいたら濡れちゃうよ?って。


そうしてイアたんと出逢ったテッドさんは良く会うようになり、やがて彼女に恋をした。
一緒にいるのが幸せで、イアが死んでしまう事なんて想像も出来なくて。
この街は雨が多くて、イアと出逢った日も、二人でデートした時も良く雨が降っていたので、テッドさんのイアとの思い出は大抵雨が降ってる。
だからテッドさんは雨が降るとイアを思い出すのです。幸せだった頃の気持ちを。
でも、どんなに過去の思い出を思い返してももうイアはこの世にはいなくて。どんなに願ってもその頃に還る事は出来なくて。
歌詞はそのままテッドさんの台詞です。



で二番。雨が恋人との思い出なら、星空は親友との思い出。
凄い星だよ、とても綺麗だよ、なんてお喋りした楽しい思い出があったのです。
カイトは星が好きだったから、彼から色んな星の話を聞いた。
だから星を見るとカイトを思い出してしまう。そんなイメージ。
映像にノイズが入っているのは(1番と同じく)過去の事だからです。


そして現在の時間軸。
テッドさんが手にしているのはタマスダレの花です。
タマスダレの花言葉は『汚れなき愛』、『期待』。一応、テッドさんから二人への想いもかけてるんだけど、うちのテッドさんは花言葉なんぞ知らんので目に付いた花を摘んだだけ。
もう人間はいないので包む事も出来ずに引っこ抜いただけのもの。


で、向かった先は二人が眠る墓所。
二人に手向ける花をテッドさんは摘んできたわけです。
墓地ではなく、森の中に二人の墓だけがあるのはそれを作ったのがテッドさんだから。
二人の遺体を運んで葬ったのがテッドさん本人だったから。
そしてこれがあるからテッドさんはこの森から出られずに住処にしてるのです。
ちなみにどっちがどっち、ってのは決めてないんだけど多分右側がイアかな。


そしてサビの歌詞はまんまテッドさんの心情。
逢いたい、触れたい、苦しい、そんな気持ちで張り裂けそうだけど、どんなに願ったってその想いは叶わないし、二人に伝える事も出来やしない。
だってもう二人は遠い所に行ってしまったのだから。そんなイメージです。
ラストにテッドさんが泣くのもたった独り残されたのが苦しいから。
きっと、一緒に死にたかったんじゃないかな。
けれど人ではないテッドさんは人だけを襲う病気にかからなかった。


もう誰一人として人類が残ってない世界。朽ち果ててしまった街に訪れても、もうそこには誰も居ないし、誰かがやってくる事もない。


それでも足を運んでしまうのは、きっと。テッドさんは寂しかったんじゃないかな。
キメラであるがゆえに中々尽きない命。それが終わるのをただひたすら待つだけの生。
過ぎ去ってしまった思い出をずっとずっと大事に抱きしめて時を過ごしていたのかもしれない。
そんな妄想。


で、このへんは二人が死んだ時の記憶。
まず抵抗力がないイアが先に息を引き取った。そしてカイトもまた、同じように動かなくなってしまう。
本当はカイトとイアが生きた時代は別にしようと思ってました。
イアと出会い、そして別れ。そして時が過ぎた後にカイトと出逢ってまた別れてしまう。
テッドさんの寿命が長いっていうその説明みたいなものも一緒に。
なので人類が滅亡してしまうまで長い時間経っててもいいね。
そんな長い時間の中、テッドさんはただ二人が死んでいくのを見ている事しか出来なかったのだけれど。


テッドさんが一日の大半を過ごすのは二人の墓石の前。ずっとそこで寝起きして暮らしてる。
たった独りのテッドさんにとって二人の思い出だけが生きる糧であり、二人の夢を見ながら眠る。
過去には戻れないとわかっていながら、でもそれに縋り付くように。


ただ夢の中で生きるしかないテッドさんにとって、この世界は地獄でしかないのかもしれない。
誰かと出会う事もないこの世界では、哀しみも苦しみも癒される事がないから。
忘れてしまうのが嫌で余計それに縋り付いてしまうのもあるんじゃないかなぁ……とか妄想は尽きませんw
テッドさんの表情が暗めなのもそんな理由。
早く死にたかった。そんな感じで。






で。やっと彼が望んでいた時がやってくる。二人がテッドさんの所にやってくるんですね。
逢いたいと願うのはテッドさんだけじゃなかった。二人だって置いていってしまったテッドさんの事を想い続けてた。
もう一度、と願う気持ちは変わらない。


寝ていたテッドさんの所にやってきた二人は起きてってやるんですよ。
その声に目を覚ましたテッドさんはずっと待ち望んでいた『時』がやってきた事を知り、そして笑ったんです。
やっと望みが叶う、そんな笑顔。


そうして二人はテッドさんを誘う。「一緒に行こう?」って。
テッドさんはそれに抗うことなく二人の手を取った。
どこに連れて行かれるのか、二人は何も言わなかったけれどでもそんな事はもう彼にとってどうでも良かった。
二人とまた一緒にいられるのなら。


二人が指差したのは光の向こう。つまりあの世。
寿命が来て死んでしまったテッドさんを二人が迎えに来たっていうのがこの一連の流れ。
何もない所に二人がフェードインで現れるのも、とっくに死んでる二人がテッドさんのお迎えにやってきた使者だったから。


そうしてテッドさんは死んでしまうのだけれど、その死に顔は笑顔だった、という結末。……なんだけど、実はこれテッドさんが見た夢、というオチでもある。
というかそうとも取れる、という風にしたかった。
はっきり『死んだ』という描写にするのが嫌で、その辺はぼかしたかったというか。
だから最後のテッドさんはただ眠ってるだけ。
けれど二人に連れられて死んでいったのなら、きっとテッドさんはそれでも幸せだったんじゃないかなぁ……
ちなみに二人が迎えに来た時点でテッドさんの背後から墓が無くなるのもその所為。


個人的にはバッドエンド、というよりもメリーバッドエンドみたいなイメージ。


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2016/10/11 (Tue) 00:00

と言う事でテッド誕生祭第二弾。PVシリーズ1です(長)

この曲は『嵐のデスティニー』という少女漫画のドラマCD版主題歌です。
少女漫画です。
これは少女漫画なんだよ!!!!!!!!(力一杯)
えー、なんでそんな事を言うのかというと……。
原作の舞台は異世界ファンタジーで、そこにセラスティーア姫という可愛いお姫様がいたんですね。
凄く魔力が高いんだけど、それを狙った悪い魔法使いに求婚されてしまうのです。
けれどセラスティーア姫にはアーウィスという名前の恋人がいた。
当然求婚は突っぱねられるけれど、その争いの中でセラは命を落としてしまうのです。
取り残された騎士のアーウィスは姫に会いたくて魔法使いになり、時空を越えて姫の生まれ変わりを探し続ける。
千年もの時を越えて漸くアーウィスはセラスティーア姫の生まれ変わりを見つけるんです。
……その姫は男の子として生まれ変わってたんですけどね……(遠い目)
これの所為でBLだと言われますがこれは少女漫画です。何度でも言うよ!!!これは紛れもなく少女漫画だと!!!!!男の子として生まれ変わっちゃったセラ姫がもう一度騎士アーウィスはくっついちゃうけど、でも普通の少女漫画なのーーーーーーーー!!!!!!

ぜはぜは。

それはそれ。これはこれ。
この漫画、収録雑誌が悉く廃刊になってあっちこっち移動してる上に廃刊のあおりをまた喰らって連載休止中なのよね……今どうなっているのやら……


と言う事で前置きが長くなりましたがPVのお話。
配役はセラスティーア姫がイア、アーウィスがテッドさんです。……別にイアたんがイオになったりしないよ、そのままだよ……ぼそぼそ
まず最初のシーン。

この衣装の時代はすべて二人の前世にあたる時間軸です。
姫を狙う何者かに国は襲われ、姫を守る為に騎士のテッドさんがイアたんを安全な所に連れて行く為に逃げてる。
いつもの鎌は城の中なのでランスモード。


けれど二人は追いつめられてしまう。
テッドさんはイアを守る為に敵に立ちはだかった。戦闘突入なので武器はサイズモード。
命に代えてでもイアを守る、そのつもりだった。


でも、そんなテッドさんを見ていたイアは当然同じ事を考えるわけです。
愛した人を守りたい、そんな気持ち。
もう後がない事をわかっていたイアはここで決断するのです。すべてはテッドさんを救う為に。
だから最期に、とずっとテッドさんを見つめてた。さよならって気持ちと一緒に。
だからちょっと泣きそうな顔なのです。


そしてイアの命と引き換えにテッドさんは生き残ってしまう。
イアを失ったテッドさんは呆然としながら、ただ独りあちこち彷徨い始めるんですね。
もう一度イアに会いたくて。
ここは歌詞がそのままテッドさんの気持ちです。生まれ変わってくるイアに会いたいけれど、それは遥か先の事で、長いその時間を飛び越えてしまえたら。
もう一度やり直す事が出来たのなら。
そんな思い。


一端過去に戻ってイアが生きていた頃。
城のバルコニーでよく二人一緒にいた思い出。
ここでドレスのイアたんが公式服のイアたんに変わるのは生まれ変わりのイメージです。


そして最初のサビの続き。
テッドさんを守る為にイアは命を落としてしまう。
ここも少し歌詞に合わせてある。愛が哀しみを呼んだ。テッドさんの涙も痛みもすべてイアだけが癒せる。
そんなイメージ。


ここもちょっと歌詞と連動で、ある意味二人の願望。
もう一度あなたに会えますように。もう一度、めぐり逢えますように。それを星に願う。
もうこの時点では二人とも死んで次の転生先に向けて飛んでるんじゃないかな。
生まれ変わったその先でにイアたんが、テッドさんが、愛した人がいると。もう一度出会える事を信じて。



そして二番。一番のテッドさんと対になってます。
生まれ変わったイアはテッドさんの事を覚えてる。けれど彼はどこにいるのかわからない。
離ればなれになってしまっても、また求め合う。そんな歌詞のイメージとリンクさせてる。


そしてお約束通り奇跡が起きる。
人混みの中、何の気もなしに歩いていたイアたんは、向こうから同じように歩いてきていたテッドさんとすれ違う。
お約束です。いいですよね、お約束。うへへ
二人とも相手の事を覚えているので、すれ違った一瞬「えっ?!」って思って振り返ったのです。
もしかして、ってそんな想いと、そうであって欲しいと願う気持ちと。




再び巡り会った瞬間、心は一気に前世に戻るのです。
ずっとずっと会いたかった。そんな気持ちで一杯になって。
離ればなれだった恋人達がもう一度巡り会いました、というハッピーエンド。
絵本的なアレだけど、そんなイメージ。
多分きっと、今度こそずっと一緒にいるのかなぁ。とか妄想は尽きません。ええい、末永く幸せになりやがれぇぇぇぇぇっっっっ


とそんなPVでした。






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2016/06/28 (Tue) 21:00
大好きなクリスタルPの曲、贄の風采のPVシナリオ解説です。


このPVを一言で言うと、魔物と友達になった青年のお話です。
最初の動画部分は全体のイメージ。それぞれのパートが二人の台詞みたいなかんじ。



最初のシーン。テッドさんは捕まってます。牢屋の中で一人、処刑の時を待っていた。
歌詞の『水』はテッドさんの『生命』。
処刑は決まっていて、自分の命はもう尽きる。けれど、テッドさんは何も言わずにその時を待っていたんです。


テッドさんは幸せだった。だから、いいかって。なのでこのシーンでも笑ってるんですね。


このシーンは実は二人の契約シーンだったりします。
後半に出てくるのと繋がってる。


けれど契約した所為でテッドさんは処刑されてしまう。それをカイトは悔やんでる。
歌詞そのまま。テッドさんと契約しなければ、彼が魔物だと知られなければ。そうやって後悔に苛まれているわけです。
すべて自分の所為だと。


カイトがテッドさんと契約した理由はただ一つ。『家族』が欲しかった。
孤児のカイトには家族がおらず、ずっとずっと一人で生きてきた。
家族が欲しくて、愛されたくて。温もりがほしかった。


その望みを叶える為に辿り着いたのが魔物を召喚する事だった。
見付けた魔道書。描いた魔法陣から呼び出された魔物。それがテッドさん。
そしてカイトは彼に願うのです。友達になって、って。
サビの部分の歌詞はひっくるめてカイトの心情。
そのままだと、愛と引き換えに堕ちていくって解釈になるんだろうけど、堕ちていく代わりにカイトは愛を手に入れた。
『不自由な愛』はテッドさんと結んだ契約。偽りでしかなかった。けれどカイトにとってはもうどうでも良かったんです。
愛してくれるのなら何だって構わない、そんな気持ち。
『譲ってよ今日この夜だけ』ってのはある意味カイトの叫びみたいな。それくらい、どうしてもカイトは愛されたかった。


ここのシーンはテッドさんが来る前、もしくはテッドさんが捕まった後。そのどちらでもいい。
カイトが孤独の闇に堕ちていく、そんなイメージだから。


じわりじわりと忍び寄ってくる闇。それに侵されていくカイト。そんなイメージ。
寂しくて、心が凍えていく。冷たい所でずっとただ一人きり。
カイトはずっとそんな風に生きてきた。だって彼には誰も居ないから。


捕まってしまったテッドさんに会いに来たカイトは泣きながらごめんなさいって繰り返す。
自分の所為で捕まってしまった事、自分と契約したから処刑されてしまう事。
すべてひっくるめてごめんなさい、って何度も何度も謝った。
テッドさんを解放して欲しいと交渉しても、誰も許してくれない。『魔物』相手にそんな事が許される筈もなくて。
どんなに頑張っても結果を変えられない、そんな自分の不甲斐なさにも泣いてる。


別にテッドさんにとってはカイトの嘆きはどうでも良かった。
その気になれば魔物のテッドさんには脱出する事も抵抗する事も出来たのだから。
けれどそれをする気になれなくて、このまま死んでもいいと思ってたから、ただカイトの言葉を聞いてた。
で、最後の瞬間。気が付いて驚いた表情になるんですね。
カイトが闇に侵され、見失い始めてる事。このまま行けばカイトは何をするかわからない。そんな危うさとか。
魔物のテッドさんだから気が付いた。






ここの一連は二人の思い出。
意地悪もしたし、喧嘩もした。けれどそんな日々は二人にとって凄く楽しくて、幸せで。
カイトにとっては初めて出来た友達で、一緒に過ごしてくれる初めての人で。何もかもが嬉しかった。
テッドさんもカイトと過ごす日々が楽しくて、人と一緒にいる事も悪くないと思い始めてた。
毎日笑って過ごして。本当に幸せだったんです。
だから。
『幻に変えてしまったら~』のサビ一連の歌詞はテッドさんの気持ち。
二人で過ごした日々が大切だったから、無かった事にしたくなかったんです。
魔物のテッドさんにとっても、初めて『幸せ』だと感じられた時だったから。


そして運命の時。
人として村で暮らしてたテッドさん。誰も彼が魔物だという事を知らないし、カイトも言うわけがない。
穏やかに過ごしていたけれど、騒ぎに気が付く。
幼い子供が一人、屋根から落ちてしまう事故を目撃するんですね。


テッドさんは反射的に翼を広げてその少女を助けに行っちゃうんです。
本当に一瞬の判断だった。何も考えずに行動してしまった。それが彼の運命を決めた。
カイトと過ごすうちに人は嫌いじゃなくなった。好きになった。だからこそ、落ちた少女を助けようって思ったわけです。
今までなら見捨ててたのに。


でもそれがどれだけ危険な行為なのかカイトにはわかってた。『魔物』だと知られてしまったら『討伐』対象になってしまう。
だから慌ててカイトは止めるんです。羽根を見せては駄目だと。風の魔術を使っている所を見られてはいけないと。


そうして『魔物』だとばれてしまい、テッドさんは捕まってしまうわけです。
村人達に取り押さえられ、牢屋にぶち込まれる。
『魔物』は危険な存在で、見付け次第『退治』しなければいけない。魔物を恐れる人々はそんな風にテッドさんを捕まえたんですね。
今まで一度だって彼は悪さをした事はなかったのに。『魔物』というだけで『罪』になったわけです。




そして現在。
二人の手にある紋章は契約書。すべての始まりになったそれをテッドさんは眺め、そしてカイトは自分を呪う。そんなシーン。
最初の方で二人が手を合わせたのはそこに契約書を刻むからです。
ただカイトは誰かに傍にいて欲しかった。ただそれだけでしかなかったのに、結末は彼が望んだ物とは大きく違ってしまった。


ラスト。カイトが持っているのはテッドさんを呼び出した時に使った魔道書。
『ボクはもうどこにも行けない』その歌詞通りに、カイトはもう一人には戻りたくなかった。テッドさんを失いたくなかった。
やっと出来た友達を救う為に必死でカイトは走ったんですね。


そしてテッドさん。
彼が願うのはカイトの事。最初のシーンと同じなんだけど、『見送って?幸せな気持ちのまま』ってのはテッドさんの気持ち。
今、とても幸せだから。今までとても楽しかったから。だからその気持ちのまま死なせて欲しいと。カイトに後悔をしなくていいと。
せめて、星が出るまででいいから。そんなイメージ。
最終的にテッドさんが死ぬのか、それともカイトが救うのか、はたまた別の結末を迎えるのか。
本当のラストは決めていません。
テッドさんが処刑されて死んでしまうのもいいし、カイトが手にした魔道書で魔法を使うなり、テッドさんを元に戻してしまうなり、それもそれで美味しい結末です。
二人で村から逃げ出してしまうのもいいよね。


……で、最後に何度でも言うけどホモじゃない、違うんだ、友情なんだ……!!!!
と叫んで終わる。
















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2015/11/15 (Sun) 21:46


と言う事でPVフェスに参加したいが為だけに急遽制作しました。
つかシナリオ自体はかなり前から考えてあったんですけどね……

そんなわけで物語の解説です。
投コメにもあるように、全員の性別が原曲と反転しています。けど歌詞はそのままなので混乱しないように(笑)
そして登場人物全員が何かしらの罪を犯しています。

イントロ。


何故この二人からなのかというと、この事件の首謀者だからです。
すべての悲劇の始まりは、一人の『魔女』が処刑された事から。
ちらちらっと出てくるのはその物語の始まり部分です。



画面が単色なのでわかりにくいんですが、此処はメイコとカイトでした。
二人は恋人同士。ずっと思い合っていたけれど、悲劇が起きてしまう。


一瞬しか出てこないからわかりにくいけれど(わざとです)メイコは魔女として処刑されてしまうんですね。
命を落としたメイコを嘆いたカイトにテッドさんは告げるのです。自分の願いを叶えるのなら、代わりにお前の願いを叶えてやるよ、って。
つまりメイコを蘇らせる代償に、カイトはテッドさんと契約をしてしまうんですね。


テッドさんの望みはイアを手に入れる事。
愛した彼女を自分の物にしたくて、ずっと機会を伺っていた。
イアを手に入れられるのなら、何を犠牲にしても構わない、それくらい彼女を愛してた。


此処で二人をカイトが見付けるんですが、なんでカイトがこんな所にいるんだというと、メイコに会いに行ってたんですね。
死んだ事になっているメイコはもう都では暮らせない。テッドさんと一緒に森の奥でひっそりと暮らしてる。
そんなメイコに会いたくて、カイトはちょこちょこ森に出かけて行ってた。そんな時に二人が会っているのにも気付いてしまう。
その森は人気が無く、魔物や魔女の住む森として人は恐れ、近付かない場所だった。


時間軸が前後するんだけど、テッドさんを処刑台に引きずり出して罪を糾弾したのはカイト。
何故ならカイトは聖騎士なので神様に仕えている立場なんですね。
だから悪い物は退治しなきゃいけない、そんな役目を抱えてる。先導出来るくらい結構爵位は高いので、そこもテッドさんに狙われた理由の一つだったりする。
テッドさんには大勢の人を動かせるだけの権力を持った人物が必要だった。理由は後で。


ちなみにここで原曲と違ってテッドさんが悲しい顔をしていないのは、自分が死ぬと思ってないからですね。
計画のすべてを知ってる。どうして自分が此処にいるのかもわかってる。
ただ、彼は『時』が満ちるのを待っている。ただそれだけ。だから悲しい顔はしていない。


そして計画の発動。
カイトはイアに言うんです。テッドさんが望んでいる事、しなければならない事。
それは国を引き替えにするほどの、ある意味陰謀にも近いものだった。



そうして、二人は罪を犯すのです。
すべてはたった一人の愛した人の為に。『魔物』をこの地に呼ぶ儀式。それがこの処刑の本当の目的だった。
歌詞にもありますが、『十字架に繋ぎ悪魔呼ぶ』ってのはそのまま、悪魔を召喚する、という意味にかけています。
それこそがテッドさんの目的だった。


集まる民衆の心を煽り、恐怖心や憎しみ、怒りなどの気持ちを増幅させる。
その気持ちはテッドさんに吸い取られ、彼の力となる。魔物であるテッドさんは人の負の力を喰らい、自らの糧とする本当の意味での悪魔だった。
だからこそ彼は民衆を扇動出来る人物が必要だったのです。
で、なんで負の力を欲しがっていたのか、と言うと今のテッドさんには殆ど力が無いからなんですね。
メイコを蘇らせる為に残った魔力を使い切ってしまった。
だから大きな力を使うにはその源である負の感情を集める必要があったのです。


そんな儀式の一部始終をメイコはずっと見ていた。
これがメイコの罪。
すべてを知りながら、彼女はカイトの『共犯者』になった。
メイコは悲しみつつもやはり民衆に対する恨みがあったんです。だって彼等は罪を犯していない自分を『処刑』したのだから。
テッドさんを祭り上げ、糾弾を叫ぶ民衆の姿は以前、自分に向けられた罵声とまったく代わりが無く、そんな人々にメイコは酷く悲しんだわけです。




って事で原曲と同じくテドイアの出会いのシーン。
お忍びで森の中に入ったイアたんはその途中で怪我をしてしまう。
そんなイアたんを見付けたのがテッドさんでした。
いくら魔物だと言っても非情なわけではなく、イアの怪我に気付いたテッドさんはそれを治してくれるんですね。


森に住む魔物だと、イアは気付いた。けれど、テッドさんは優しく笑って『内緒』ってするんです。



魔物だからといって人に危害を加えるわけではなく。ただひっそりと暮らしていただけ。
優しい魔物にイアは惹かれていくんです。だって怖くないから。普通の人としか思えなかったから。
そうして、二人は恋に落ちた。




けれど二人が恋に落ちた事は、カイトにとって終わりへのカウントダウン。
とうとう二人が出逢ってしまった事、それにカイトは怯えるんです。
だってテッドさんの望みはイアを手に入れる事だから。
いつものようにメイコに会いに行ってた時に知ってしまった事実。自分は、いつか契約の為に大勢の人を殺さなきゃいけない。そんな恐怖。


そうして契約は実行される。
って事でイアの罪。彼女の罪は国を捨てた事。
愛したテッドさんの為にイアは姫である事を捨てて、彼の為に国民の心を操り供物にした。
玉座に置いていったティアラはイアが王位を捨てたというイメージです。もう彼女は姫ではない。
ただ一人の愛する人の為に生きたかった。


そして計画が実行される前にカイトは神に祈る。
自分の罪を。
愛した人を守る為に、彼は国を魔物に売った。大勢の人の命と引き換えに、たった一人の愛する人を守りたかった。
それを神に懺悔してるんですね。
神よ、この深き罪をお許しください、て。それでも愛する人といたいのです、と。

我ながら凶悪な顔を作れたと思う一枚(笑)
本当は最愛のキオ式テッドにはあまり崩れた顔は作りたくないし、折角の美形なんだから格好いいままでいて欲しかったんですが、イメージと現実の狭間で非常に苦しみました。
カイトとイアが先導し、煽られる民衆の心。それを吸い取ったテッドさんは笑うんです。
人はどこまでも愚かな生き物だと、そんな事を思いながら。
『愛さえ魔術と呼ぶのなら、憎しみの炎を放つがいい』という歌詞はまんまテッドさんの台詞。
その憎しみをすべて喰らい尽くしてやろう、そんな感じ。


そして始まる終焉。
これがテッドさんの罪。彼はイアを手に入れる為に国を滅ぼした。
人の感情を吸って本性を出したテッドさんはそのまま力を使い、人々を襲っていく。
放たれた炎は国全体を焼き尽くし、沢山の人がそれに巻き込まれて死んでいった。
死が我等にのしかかる』その歌詞通りに、民衆に死の災いが降りかかったのでした。


テッドさんの攻撃は無差別で、その中心にいるイアも無事ではすまないのだけれど、イアを守るのもカイトの役目。というかこの混乱に生じてイアを連れ出すのが最後の目的。


イアを連れ出したのはメイコ。チラッとしか出ないのでわかりにくいんですが(この話のメイコはそんな役目(歴史から抹消された存在)だから仕方ない)
イアをメイコに托し、カイトはその場に残る。その理由は、この場を納める事。そして、イアを死んだ事にする事。
そうして、すべての計画は終了するのでした。


イアが辿り着いたのはテッドさんと出逢ったあの森。死んだ事になったイアはもう国には戻れない。
どこにも行く所のないイアは文字通りテッドさんのものになるんですね。
望み通りイアを手に入れたテッドさんはずっとずっとイアを抱きしめて暮らしていく、そんな物語でした。
ちなみにカイトはイアを救えなかった責任を取って聖騎士を辞任。そして行く当てのないメイコと一緒に国を出て行きました。
テッドさん達もまた、その地にはいられないので出て行く事に。
そんな物語でした。


凄い疲れた!!とくにラテン語!!!
ボカロとUTAU合わせて14人です!!!MIXが泣けた。けれどある程度人数がいないと声に厚みが出ないので、せっせと合わせました……大変だった……
ちなみに、パートも物語に合わせて一部変更になっています。




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